外国人に日本語を教えるということ
ボランティアの日本語教室を覗いてみた。
地域の外国人向け日本語教室を見学してきた。最近、この辺りもベトナム人を中心にかなりの外国人を目にするようになり、地域活動として地域の外国人とコミュニケーションを取る活動でもやってみようかというのがきっかけだ。
その日はボランティアの先生が4人、生徒の外国人が6人いた。マンツーマンレッスンをしている3組と、どうやら初めて訪ねて来た3人を相手にリーダーのお年を召されたボランティア先生が、市民センターの一室にいた。
老齢の男性は、3人の外国人を相手に五十音図を見せながら、ひらがなを一つずつ教えていた。だが、そのうちの2人はどうもピンときていない様子だった。もう一人の外国人(ネパール人だったと思う)が、別の外国人(スリランカからきた男女)の手元にあった紙にローマ字を振ってあげると、ようやく納得したような笑みを浮かべた。
その様子を見て、ふと思った。「そもそも日本語って、なんでひらがなとカタカナと漢字があるんだ?」。そして、「あいうえお」と「あかさたな」は何が違うのか。「いろはにほへと」は歌だったよな、どっちが先だ?…などなど、次々に疑問がわいてきた。
日本語の基本「五十音」とは?
「あいうえお」と「あかさたな」の違い
いろいろ調べてみて、だいたい次のようなことがわかった。
「あいうえお」の五十音は母音の順に並んでいる。これは音声的に自然な並び方で、日本語の発音の基礎になる。一方、「あかさたな」は、子音ごとに分類されたもの。これは、サンスクリット語の「悉曇(しったん)」の字母表の配列に由来するとされている。仏教経典の伝来とともに日本に入ってきたこの配列は、後に五十音図として整理され、今に至る。
こうして並べられることで、辞書の索引や日本語教育にも便利な仕組みになった。けれど、ふと気づく。「五十音」と言いつつ、実際には五十音じゃないんじゃん?
現在、五十音は存在しない?
実は、「五十音」は正確には「四十六音」だ。本来、「ゐ(wi)」と「ゑ(we)」があったが、現代では使われなくなった。現在、実際に使われているのは四十六音。それでも「五十音」という響きのほうが収まりがいいので、そのまま使われ続けているということのようだ。
ひらがなとカタカナの成り立ち
ひらがなの成り立ち
ひらがなは、漢字を崩して生まれた。たとえば「安(あん)」が崩れて「あ」になったように、なめらかに書きやすく変化したものだ。主に和語や文法要素に使われる。
カタカナの成り立ち
カタカナは、漢字の一部を抜き出して作られた。「阿(ア)」の一部分を取って「ア」にしたように、簡潔で視認性が高い。仏教経典を読むための補助記号として発展し、現在は外来語や擬音語に使われる。
最初にあったのは漢字?
もともと日本語には文字がなかった。そこに、中国から漢字が伝わった。しかし漢字だけでは日本語の音や文法を表すのに不便だった。そこで、ひらがなとカタカナが発明され、現在の三つの文字体系が生まれた。
日本語をまったく知らない外国人にはどこから教える?
さて。
日本語をまったく知らない外国人には、どこから教えればいいのか。
ステップ1:五十音の習得
まずは、発音の基礎となる五十音(実際には四十六音)をローマ字と一緒に学ぶ。耳で聞いて、口に出して、繰り返し練習する。
ステップ2:ひらがなとカタカナの学習
次に、ひらがなとカタカナ。簡単な単語を使いながら、少しずつ覚えていく。
ステップ3:簡単な日常会話
そして、実際に使ってみる。買い物、道案内、自己紹介。リアルな会話を通じて学ぶのが、やはり一番だ。
要するに、コミュニケーションが取れるようになれればいいのだ。
ちょっとネットを検索してまとめてみたのが、この記事だ。ナルホド、ではあるのだが、まあ、でも話せて、読めて、書ければよいわけで。
なんかもっと楽しく教えてあげられないかな…、赤ちゃんが言葉を覚えるように向き合えたらな…、絵本かな…、身体動かして説明した方がわかるかな…、そうだ、いっそ、歌ったり踊ったりしちゃおうかな…、あ、逆に、私も外国人から母国の言葉や文化とか教わりたいな…なんて、ワクワクしはじめているのだった。

